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夏美のホタルのあらすじ(ネタバレ)感想、ラスト結末は?

邦画

夏美のホタル あらすじ

 

冒頭は写真のコンテストでグランプリを獲得した男性を祝うため盛大な飲み会をしている若者のシーンから始まります。

 

賞をもらうほどの同級生の活躍を知り、

 

「何が足りないんだろうな」

 

と自分と同級生を比べる相羽慎吾は

あてもなく酒の席の同級生をカメラで撮影していました。

 

そんな様子を見て恋人の河合夏美は

 

「塩じゃない?」

 

と目の前の枝豆を評しますが、本当に夏美が

 

「足りない」

 

と不満を持っているものは、特に進展もない二人の関係と、将来は写真で食べていくという気合いを感じられない恋人の慎吾の事でした。

 

その飲み会の夜

 

二人が同棲している部屋で、学校に提出する課題のために何を撮るか話していたのですが、ふいに慎吾は自分が実家に帰ったらどうするかと切り出します。

 

不審に思った夏美をよそに

 

「俺には写真の才能ないし実家の造り酒屋を継ごうと思う。二百年の伝統を俺の代で絶やしたらいけないと思う。」

 

と話します。

 

自分の才能のなさを家業に被せて夢を諦めようとする慎吾に夏美は呆れ、翌朝彼一人を家に残し、今は亡き父の形見であるバイクに乗り遠い昔に父と二人でホタルを見た森を目指します。

 

瑞々しい緑が川面に揺れる姿に癒された夏美はこの自然の姿をカメラで撮りながら夜になりホタルが訪れる時を待とうとテントを張りました。

 

結局その夜にホタルは訪れず

 

翌朝村の中へとバイクを走らせた夏美は黄色い看板の「たけ屋」を見かけます。

 

そこには村の子供たちに地蔵さんと呼ばれる足の不自由な男性と男性の母親のヤスエさんというおばあさんが居ました。

 

親子である二人は

 

「空いている部屋があるから泊まっていきなさい」

 

と夏美に言いますが夏美ははじめは遠慮します。

 

しかし、ヤスエさんの作る美味しい夕飯を囲み、家で寛ぐ地蔵さんや楽しそうなヤスエさんを見ていたらもう少しこの一家を撮影したいと思い、結局はお店の手伝いをしながら空き部屋に泊めてもらうことにしました。

 

翌日、夏美を訪ねてきた慎吾をときおりじっと見つめる地蔵さんでしたが、夏美と別々の部屋に泊まるならと慎吾にも家に泊まることを許し、村の子供たちと触れあいつつ慎吾と夏美は楽しいひとときを過ごします。

 

ある日たけ屋に地蔵さんの友人で仏師の雲月さんがやって来ました。

 

二人に共通することは過去に家族が居たこと。

 

養育費の支払いが大変だとぼやく雲月さんのことを、地蔵さんはもうそんな悩みすら羨ましい、自分には養育費を払うような関わりも出来ない今は遠く離れた家族が居ると話します。

 

「息子に自分たちのもとへ産まれてきてくれてありがとうを言えなかった」

 

とポツリと告げた地蔵さんの言葉の意味を考える夏美ですが、そんな時にヤスエさんの探し物に付き合おうとして段差から足を踏み外した地蔵さんが頭を打って倒れ、入院します。

 

もう帰ろうと言う慎吾に

 

「慎吾はなんでもすぐ諦めるね」

 

と言った夏美は自分が地蔵さんに何をしてあげられるか考え、雲月さんの家を訪ねます。

 

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★30代男性 fuさんの感想 ★★★★★

 

元になっているのは森沢明夫による青春文学になり、廣木隆一監督によって映画化されています。有村架純が扮している一見すると軟弱な今どきの女子大学生の、カメラマンへの夢を決して諦めない強い意志が感動的です。今は亡き父親との思い出の川辺を訪れたヒロインが、飛び交うホタルを撮影するシーンが美しさ溢れていました。