のぞきめの予告動画
のぞきめのあらすじ
テレビ局の新米ADである三嶋綾乃は深夜残業していました。
そのとき、事故発生の連絡を受け取材に行くこととなります。大学生の城戸勇太郎という人物が自宅マンションの階段から転落死したのですが、転落死で片づけるには明らかにおかしい状態でした。
のぞきめより引用
後日、彩乃は現場に取材へ行き、勇太郎の恋人の岩登和世に会います。そこで、勇太郎が呪い殺されたという話を聞くことになります。
実際に、部屋の隙間という隙間にはガムテープが貼られていていました。彩乃が改めて和世の家を訪ねると、和世は勇太郎と同じように自分の部屋の隙間という隙間をすべて塞いでいました。
ただわずかに残っていた隙間からのぞく目を見てしまい錯乱し、入院することになります。彩乃は入院した和世から六武峠を越えて廃村に行き、その村の中にあったお堂の窓から誰かにのぞかれてからおかしくなったという話を聞きます。
彩乃は恋人である津田信二と一緒にその村へと行きます。ただ、そこにあったのは湖でした。調べてみるとその湖は総名井(そうない)ダムといい、50年前にできたものでした。
ダムの底に沈んだ村の名前は侶磊(ともらい)村といいます。さらに調べていくと、とある本の中でその村に「のぞきめ」という化け物の伝承があることが書かれていました。
その本の著者は四十澤想一という人物で、彩乃と信二はその著者に接触します。そこで話を聞くのですが、その後、和世が目の前で死に、今度は信二が呪われてしまい、錯乱状態になり精神病院に入院することになります。
彩乃はまた四十澤に接触し、さらに詳しい話を聞きます。四十澤は盲目で、のぞきめへの恐怖から自らの目をつぶしてしました。
信二もまた同じく目をつぶしてしまいます。彩乃はのぞきめの「助けて」という声を聞き、四十澤はとある念珠を渡します。そして、彩乃はのぞきめと対峙しますが・・・。
のぞきめの感想
のぞきめは、定番のホラーという感じです。
のぞきめより引用
主役である三嶋彩乃を板野友美さんが演じており、周りにチラホラ大物の役者さんを揃えているという感じなのですが、基本的に演技のうまい方を揃えているかなという印象です。
板野友美さんはもともとアイドルで演技の経験もまだまだ浅いのですが、それ以外のキャストはかなりの演技だったと思います。
特に、発狂するシーンというのは本当に迫力があります。
ストーリー展開としては、シンプルでとてもわかりやすいので純粋なホラー作品として楽しめると思います。
わかりにくいところもありませんし、サクサクとストーリーが進んでいきますので見やすいです。
ただ、のぞきめということで目の描写が多いので、もともと人の目が怖いという方にはちょっと怖すぎるくらいかもしれません。
こういう作品では成仏させることができるのかできないのかがポイントになってきますが、エンディングは
「あ~そうなっちゃったのか・・・」
という日本のホラーらしいエンディングになっていると思います。
のぞきめの豆知識
のぞきめという映画は、同じタイトルである「のぞきめ」というホラー小説が原作となっています。
原作は単行本と文庫版と出ているのですが、文庫版は発売から7日ほどで重版が決定したとも言われており、かなり話題になった作品です。
原作も映画と同じようにストーリーがスムーズに進んでいく感じなのですが、言葉で表現するからこその曖昧さという部分があります。
基本的な話の展開は同じなのですが、原作と映画ではまた違った楽しみ方ができると思います。
ちなみに、ホラーに関してはここ数年で不安の種という作品の「おちょなんさん」がかなり話題になっていましたが、のぞきめの目の描写というのはおちょなんさんに通ずる部分があります。
おちょなんさんの怖さが好きという方であれば、映画ののぞきめの描写もゾクゾクと楽しめると思います。
のぞきめ!みんなの口コミ、感想!

★30代女性 ハルさんの感想 ★★★★☆
ホラーは邦画しか見ないので一通り見てますが、出演してるのが板野さんだったので初めはどうなんだろ?と思いましたが結構演技も上手くてビックリしました。人に覗かれてるとか幽霊に常に見られているってゆうのはかなりゾクゾクするし30歳過ぎてますが自分も覗かれてるのではないかと怖くて寝れませんでした。最近のホラーの中ではクオリティは高かったと思いますが最後がちょっと肩透かし喰らった感じがしましたが面白かったです。

★20代女性 しーさんの感想 ★★★★☆
とにかくとても怖かったです。ホラー映画って内容が意外と難しかったりするのですが、この映画は1度で意味がちゃんと分かりました。最後もこれでようやく終わったか〜。と一息ついて見ていたのですが、まさかの終わり方がとても衝撃的でビックリしました。2作目もありそうな感じなので今でも上映されるのを待っています。