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あの日のように抱きしめて~あらすじ、ネタバレ、オチ結末。心が震える「Speak Low」。地上波テレビ初放送!

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あの日のように抱きしめて~予告動画

 

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あの日のように抱きしめて~超簡単なあらすじ

1945年6月、ベルリン。第2次世界大戦でのドイツ降伏の翌月、元歌手でユダヤ人のネリーは、顔に大怪我を負いながらも強制収容所から生還する。ピアニストだった最愛の夫・ジョニーを見つけだしたい彼女は、顔の再建手術で元の顔に戻すことに固執するが…。

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あの日のように抱きしめて~あらすじ

第二次大戦後、ドイツが降伏した直後レネという女性が、アウシュヴィッツ収容所から生還した顔に銃による傷を負った友達の女性ネリーを、とある病院に運んでいます。

病院に着いたネリーは損傷した顔の修復手術を受けるのですが、医師にどのような顔にしたいですか?と尋ねられ、元の顔に戻してくれと頼みます。元の顔に完全に戻すのは難しいし、新しい顔のほうが身元もばれなくて利点がありますよ。と医師に言われますがネリーはどうしても元の顔がいいと懇願し医師も承諾します。

ネリーにはただ一つ離れ離れになった夫に会いたいという願いがあったため、元の顔は譲れない選択肢でした。そして術後、完全に元には戻らないものの傷も少しずつ癒えて顔の包帯が取れる頃になると、いそいそと街へ夫探しに出かけるようになります。ネリーは元歌手、夫は元ピアニストでした。

ある日の夜、町で演奏をしている盲目のバイオリン弾きに出会います。ネリーは尋ねます。ピアノの演奏家の夫を探してる。と。。バイオリニストは答えます。運が良けりゃ酒場のピアノ弾き、悪けりゃ流しのアコーディオン弾きだろう。と。。しかし簡単には見つかりません。

その頃親友のレネは旦那の事は忘れて私とユダヤ人の国であるイスラエルに移住しようと説得します。ハイファという海沿いの町やテルアビブ辺りの物件をいくつか見つけてきてネリーに、この物件はどう?と聞きますが、ネリーは旦那探しのことしか頭にはなくレネの言う事が全く頭に入りません。

そしてレネはネリーに旦那のことを打ち明けます。実は2か月前旦那を見た。だけど彼は裏切者!あなたが収容所に投獄される2日前に彼は捕まったけど、あなたが捕まってすぐに釈放され、そのまま音楽活動も続けてた。と。。。ドイツ人の旦那とユダヤ人の妻。レネの話では確証はないけど、旦那がユダヤ人である妻ネリーをナチスに売ったという事のようです。

しかしそんな事はどうでもいいし、嘘だと信じたいネリーは早く会いたいと、早速PHOENIXという旦那が働いてるバーに出向きます。旦那のジョニーはピアニストではなく掃除の仕事をしていましたが、ジョニーと声をかけてもネリーを妻だと気づかず行ってしまいます。ショックを受け走って帰宅しますが、また再度出向いていきます。

そしてジョニーから話しかけられます。内容はなんと金儲けしよう!でした。君が妻に似ていて、妻の死亡届も出ていないから、妻に成りすまして全員戦死した一族の遺産を貰い山分けしようというネリーにとっては衝撃的なものでした。まだ自分は死んでもいないし、妻だと気づいてもくれないだけでもショックなのに、妻を演じて遺産を受け取って山分けしようと言われて、ネリーは驚きとも絶望ともいえるひきつった顔が収まりません。

これより先はネタバレがありますのでご注意を!

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あの日のように抱きしめて~感想(ネタバレあります)

感想としてはまずはラストのオチでしょうか。最後ジョニーのピアノに合わせてネリーが歌う「Speak Low」。。。このオチのために旦那はピアニストで妻は歌手なのでしょう。妻の歌を聞いてるうちにだんだん表情が硬くなっていく旦那。。そして腕の内側に刻印された収容所での囚人番号を見たあと、旦那の指は止まりピアノの伴奏がなくなり妻の歌声だけが響きます。その場にいる皆が固まってる中、静かにネリーはその場を立ち去ります。なかなか印象深いラストでした。

『あの日のように抱きしめて』という邦題だと何か離れ離れになった男女が最後復活するようなラブストーリのイメージですが、中身は全然逆で、原題『PHOENIX』だとしっくりきます。

途中でネリーがレネに言うセリフがあります。ジョニーが私をネリーだと気づかなかった時点で私は死んだと。。。『PHOENIX』というのは旦那が働いてたバーの名前なのですが、この映画での『PHOENIX』という意味は、一度死んだネリーがラストのシーンでジョニーと決別し新たな自分として羽ばたいていくという意味なのではないかと思います。

レネはネリーがイスラエルに一緒に移住はしないと言われたことで自殺してしまったと解釈しましたが、そのレネの捨て身の説得のような形で、旦那がネリーが収容所にいる間に勝手に離婚してた証拠の書類を家政婦を通じて手渡し、それを見たネリーがラスト言葉ではなく歌で自分が妻ネリーであることを伝え旦那から羽ばたくという演出につながります。

伏線としては映画開始から10~11分くらいのところで、旦那のジョニーが役所に離婚届だかの書類を盗みに来ますが失敗して立ち去ります。その時レネは、ジョニーが離婚したので相続権が無いという事から離婚の事実をなかったことにしようと書類を盗みに来たと理解し、ネリーに金目当てだと忠告することになります。

ジョニーが盗みに来て失敗して立ち去るシーン↓

あの日のように抱きしめてより

さて途中で本当は旦那は本当の妻だと分ってたのではないかなと見てたのですが、やはりラストの驚きっぷりから見て本当に妻だとは気づいてなかったのだなあと感じました。しかし筆跡なんかは似てる人もいるから何とも言えないけど、いくら顔が元通りではないにしろ、ジョニーと声をかけられたときに奥さんの声だと分からないものかな~と。。ましてや列車降りて迎えに来た人たちは皆すぐネリーってわかったし。

全体としては最初からラストまで少し重いまま終わりますが、やはりラストの「スピーク・ロウ」を歌って自分を、あなたの妻なんだけど~みたいな演出は良かったと思います。妻も旦那も戦争によって狂わされたことが多いと思いますが、物語の後幸せに人生を終えたのならいいなあ~